ハイジへ



あたしと遊んでくれて、ありがとう。


少し、あなた達が怖いと思っている、
あたしのもとへ来てくれて、ありがとう。


触れさせてくれて、ありがとう。


首元を撫でてくれ、とねだる
あなたが大好きでした。








別れの時は、とてもとても悲しく、寂しかったです。



車に乗ったあなたを見たくありませんでした。

けれど、もう会えない、と思ったあたしは、
最後まで、しっかりあなたを見続けました。



喋れば、声を出せば、涙を流して泣いてしまいそうだったので、
最後にあなたの名前を声にすることは出来ずにいました。

けれど、聞こえましたか？

あたしは心の中で、あなたの名前を、 そっと、そっと、呼びました。





これからはもう会えませんが、
ずっとずっと大好きです。


絶対絶対忘れません。




可愛いらしい、あなたのことが



大好きでした。



大好きです。







＋あとがき＋
この文章は、あえて日記ではなく、詩として掲載しました。
あたしは、農業科がある高校に通っている農業科の生徒です。
あたしには、大好きな「ハイジ」という牛がいました。
そのハイジが今日、出荷されてしまいました。
凄く悲しく、寂しく、その思いをそのまま書きました。
他の人から意味の解らない文章であるとは思いますが、
花沢りん子は「ハイジ」の事が大好きでした。
ということだけ、解ってもらえたならば、幸いです。